赤い糸が紡ぐゲーム




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PS4のアクションゲーム。開発はColdwood Interactive。

横スクロールでパズルをするという良くあるゲーム。が、目新しいのは、プレイヤーが操作するキャラクターが糸で出来ている事。
糸を括るという仕組みが結構ユニークで、これを利用して弦を作ってジャンプ台にしたり、ターザンのようにスイングしたり、ギミックの固定に利用したり、命綱にしたり、と、色々なテクニックに繋げていて面白い。ほぼ一貫として謎解きの軸が糸になっているが、決して少なくないボリュームの中、様々なバリエーションのパズルを見せてくれた。
このゲームのミソは、自分自身の身体が糸で出来ているため、糸を無闇に使いすぎると先に進めなくなること。如何に効率良く手順を踏んで解くか求められるわけで、面倒くさくもあるが、糸のアクションを良く活かしているし、普通にパズルを解くのとはまた違った側面から思考を求められて面白い。
そして、映像が凄い。実写じゃないのかと思わせる凄まじいクオリティ。スクロールゲームではあるが奥域もある。最近はインディーズの技術力も馬鹿にならないな。

欠点としては、直感的じゃないこと。仕掛けのオブジェクトが背景に溶け込んでいてこれ動かせるのかよってなる場面が多い。
一番目立ったのは、糸で弦を作るアクションで、なんか長すぎたらダメだったり括りすぎたらダメだったりと色々条件があるのだが、これが非常に分かり辛くて煩わしかった。

ストーリーっぽいものもある。直接語りはしないけど比喩たんまり使ってるから何となく感じて下さいという雰囲気ゲーのあれ。
赤い糸が思い出を紡ぐ、という構成がズルいよね。嫌でも情緒的なものを感じざるを得ない。その赤い糸という要素が必然として存在しているのも強い。説得力は世界観のリアリティを高める。ただそれ以外の比喩表現、演出は普通。

普通に安定していて面白かったな。淡々としてるし、ズバ抜けたものがあるわけでもないけど、赤い糸の要素を軸に上手くまとまってる。しかし2000円は高かったな。ダウンロード専売だから売れないし。