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【スクエニ】

・ファイナルファンタジー7 リメイク

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発売日が来年の3月3日に決定。
それよりも目を引いたのがディスク2枚組であるということ。PS4のパッケージゲームは300本近く買ってきたが、ディスクが2枚以上入っていたのはレッドデッドリデンプション2しか記憶にない。
しかもFF7リメイクは分割作品。既にスタッフが明言しているが、今回収録されるのはミッドガルの脱出まで。あんまり覚えてないけどオリジナル版に当てはめればゲーム本編の20%くらいだったと思う。
にも関わらずディスク2枚組。これはとんでもないことである。
まぁディスクの枚数=ゲームの面白さではないし、特に容量を圧迫するのはムービーらしいのでプレイアブルの密度はどうなるかまだ判断できないが、それでもスクエニのこのリメイクにかける熱量が伝わってくる情報であるのは間違いない。

前にも言ったけど、最近のFFの最大の問題点はスタッフの理想が高すぎるところにある。
斬新な戦闘システムを作りたい。様々なロケーションを詰め込んだ壮大な世界を作りたい。最新の映像技術を詰め込みたい。オープンワールドにしたい。感動的なストーリーを作りたい。キャラを魅力的にみせたい。FFはそれを全部一つのゲームでやろうとする。
はっきり言って無謀である。どんな超大作だって全部は無理だよと割り切って作られるものだ。
例えばオープンワールドゲームは大抵の場合戦闘が面白くないし、逆にバトルに拘ったゲームは冒険をあまりさせてくれないし、一方世界観やストーリーを重視したゲームは自由度があまりない。
しかしそれは仕方のないことだ。噛み合わせの問題もあるが、何より今の時代全部を完璧に作り込んで詰め込むなんてどれだけ時間をかけてもキリがない。どこかで割り切らなきゃいけないところはある。
普通なら企画段階である程度の取捨選択はするだろう。しかしFFはギリギリまで全部をやろうとして、破綻する。特にFF15は完全にこのパターンだったように見える。
今はハードスペックの上昇により殆ど際限なく作り込むことができるようになったらしいが、ゲーム作りはビジネスであり、納期や制作費という現実的な問題がある。現実に合わせてうまく理想を織り合わせないとどこかで破綻してしまう。
FFはこの理想と現実のバランス感覚が完全に狂っている。高すぎる理想に追いつかずゲームとしてまとめ切れていない。FF13の極端な一本道やFF15の端折られまくった世界観は、理想と現実というゲーム作りの葛藤が如実に現れた結果でもある。
だけど、これも前に言ったが、FFはそれで良いんだよ。そのままで良い。俺は途方もない夢を追い求め続けるFFの姿勢を全力で支持する。
「誰も見たことがないような本当に凄いゲームを作る」という想いこそがFFの核であり、たとえそれが原因で空回りしていたとしても、ゲームの中から夢やロマンを感じ取れるのがFFの最大の魅力だからだ。

FF7リメイクのディスク2枚組だったり産毛や毛穴すら確認できるグラフィックに対して、無駄な所ばかり作ってるからFFは駄目なんだよという声が聞こえる。
古くは大失敗した劇場版FFのスタッフが語った「葉の裏の葉脈まで作り込んだ」という言葉も有名で、無駄な拘りという意味でよく揶揄されていた。
確かに最近のFFは高すぎる理想に追い付いていないのが現状なのでその通りだとしか言いようがない。しかし理想が無ければ、もっと凄いものを作るんだという想いが無ければ、FFを作ることは出来ない。
FFというゲームは、過去の成功例に縋り同じ事を繰り返して停滞することを良しとするシリーズではない。常新しい世界と物語を作り上げ、常に新しいシステムを採用し、常に最新技術を追求し続けてきた。
作り手が今のFFにも過去のFFにも決して満足せず、自分ならもっと面白いFFが作れる、もっと凄いFFが作れる、FFを超えるFFを作るんだ、というギラギラした野心が迸っているからこそ、そのゲームにFFの魂は宿るんだ。
最近のFFはスタッフのとてつもない野心を全部受け止めることは出来なかった。だけど、FF7リメイクは分割作品だ。予算も時間も今までより大きく確保出来るのは間違いない。ここまでしたら言い訳は通用しない。最近のFFが叶えられなかった夢を今度こそ実現できると俺は真剣に思ってる。
普通に考えてミッドガルだけで1作目が終わってしかもブルーレイ2枚組はヤバすぎる。神羅ビル69階を全部作り込むくらいのことはやってるんじゃないか。7リメイクなら、作り手の想いを全部吸収したとんでもないゲームが出来るのではないかと本気で思う。それには途方も無い金と時間がかかるだろうが、FF7というブランドならそれが出来る。
今のFFも、FFらしいものを作っていると俺は思う。ちゃんと作り手の夢を感じ取れるから。だけど決して満足はしていないね。その夢の30パーセントも形には出来ていると思えないもん。
完結までに何年かかっても良い。何作費やしても構わない。今度こそ、めちゃくちゃ凄いFFを見せて欲しい。
2020年3月3日発売予定。


・ファイナルファンタジー8 リマスター

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リメイクではなくリマスター。随分前、PS3のアーカイブスで発売された時にやり直そうと思ったが、あまりにもロードが長く、あまりにも戦闘のテンポが悪く、すぐに投げてしまった。
でもアーカイブスはオリジナルの移植だったけど、これはハードに合わせて最適化されたリマスターなので流石にその辺り改善されているはず。3倍速なんて機能もあるみたいだね。
それは置いといてFF8はシリーズの中でもお気に入りのゲームである。ゲームとしての純粋な面白さを考えれば6と7と10が別格なのは間違いないが、FFらしさを感じるナンバリングは何かと問われたら、2と8と13だと俺は答える。
特に8は、売り上げとしても評価としても最高ランクだったFF7の次の作品でありながら、ゲームバランスも戦闘システムもストーリーのテイストも完全に一新して「ファンと馴れ合うだけの安易なシリーズ作品は絶対に作らない」というスタッフの鋼の意思を感じる実にFFらしいゲームだった。
FF7はとにかくストーリーを重視していた。3Dをふんだんに使った映像演出、心の闇を抱えた人間味溢れるキャラクター、リアルなモチーフを取り入れた世界観など、ただ悪の親玉を倒しましためでたしめでたし、と言う従来の単純めいた話では終わらない、現実的で親近感のある物語が描かれ、ストーリー体験として非常に大きなチャレンジをしていた。
一方FF8はゲーム性を重視している。特に大きいのが魔法の扱い。メリットしかなかった魔法にリスクを課して、戦闘とカスタマイズの駆け引きを強めていた。
具体的に言うと、魔法はMPを消費して使用するのではなく敵からわざわざ吸収してストックしなければならないというのがまず面倒である。更にパラメータの強化としても魔法は使用され、強力な魔法ほど上昇値が高いが、ストック数に応じて強化値が変わるので、無闇に強い魔法を使いまくっているとキャラが弱くなるという問題がある。魔法の運用にかなりの慎重さが求められ、これまでにない考え方が必要だった。
しかも召喚獣までキャラに装備することができ、それによって使えるコマンドが違うなど、今までとは戦闘も育成もかなり勝手が違う。
にも関わらず、キャラのレベルが上がるごとに敵は強くなる。つまりRPGの調整として王道である「システムを理解しなくてもレベルを上げればクリアーできますよ」という措置がない。従来のRPGの常識からは大きく外れたシステムなのに、嫌でもプレイヤーはゲームシステムと向き合わざるを得ないわけだ。
今までのFFのジョブシステムを順当に発展させて敵もそこまで強くなかったFF7は戦闘が分かりやすかったため安心して物語に集中することができた。それがライトユーザーも巻き込んで大ヒットした要因の一つではないかと思うが、そんなユーザー層を完全に無視して自分達のやりたいことを押し付けてくるスタッフの面の皮の厚さときたら。こんなことを何百万本と売れる超大作で平然とやってのけるのだからやっぱりFFは普通じゃない。
久しぶりに8がやりたくなってきたので配信されたら多分買う。
2019年配信予定。


・聖剣伝説3 トライアルズオブマナ

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聖剣伝説かー。スクエニ信者のくせにやったことないんだよなーこのシリーズ。まぁ最近新作出てないしね。
この前発売された聖剣伝説2はリマスターだと思ったからスルーしたけど、改めて確認したらリメイクだった。映像が作り直された程度らしいが。
それに比べると今回の3は見下ろし視点ではなくカメラがグルグル回せる三人称視点になって三次元のアクションが出来るようになり、もちろん映像も大幅に強化されていてかなり力の入ったリメイクとなっている。
とうぜん俺は購入予定。初めての聖剣伝説、楽しみである。
2020年初頭発売予定。


・ダイイングライト2

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パルクールアクションが特徴のゾンビゲー。
およ。これってスクエニだっけ。確か前作はワーナーがパブリッシャーだったような。何らかの理由で移行したのかな。まぁ最近ワーナーはゲームやる気なさそうだもんな。
2020年春発売予定。


・マーベル アベンジャーズ

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あのアベンジャーズ。ヒーローがいっぱい出てくるやつ。スクエニがゲーム化。
今やアベンジャーズはかなりの大所帯だが、今作での登場キャラは少ない。アイアンマン、マイティソー、キャプテンアメリカ、ブラックウィドウ、ハルクの5人だけ。PVで見る限り映像も大したことない。超ビッグコンテンツをゲーム化した割にはショボく感じる。
でもキャラが多ければ多いほどアクションの作り込みは甘くなるからこれくらいの数がちょうど良いのかもな。開発はトゥームレイダーのクリスタルダイナミクスなので、クオリティも問題ないだろう。
最大4人のコープにも対応。色んなヒーローが一緒に戦っている、というのがアベンジャーズの魅力なので、協力プレイは楽しくなりそうだね。
来年の5月15日発売予定。


・ライフイズストレンジ2

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時間を巻き戻して正しい選択を導き出し、未来を作っていくアドベンチャーゲーム。完全にストーリーに特化したゲームだが、テキストではなく映像で全て表現してくれるのが海外流。
でもキャラもストーリーも前作はあまり好きじゃなかった。


・アウトライダーズ

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ギアーズを作った実績のあるスタジオを招いてスクエニが制作しているシューティングゲーム。多分結構な大作だろう。
でもSFでシューティングということ以外全く情報がないのでよく分からない。
2020年夏発売予定。


【マイクロソフト】

・プロジェクト スカーレット

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次世代Xbox。8K、120fps対応。ロードを高速化する効果のあるSSDストレージも内蔵。
ぐらいかな今のところ情報は。たぶん順当にスペックを向上したハードになるんだろう。コンシューマーはそれで良いと思う。
昔はギミックが良いと思っていた時もあったが、所詮あれは一過性。先に繋がるものではない。性能は正義。性能こそがゲームを普遍的に進化させるし、次世代にも繋がっていく。
クラウドやサブスクリプションとか、今後はゲーム体験というよりはゲームの環境作りに大きな変化がありそうだね。

ところでXboxOneは買ったけど、結局クゥオンタムブレイクとサンセットオーバードライブとD4とギアーズ4とフォルツァしかゲームやってないし、インターフェースは最悪だったし、最後の砦だったスケイルバウンドは開発中止。
と、全く良いイメージがないまま今世代を終わろうとしているが、次世代Xbox専用で魅力的なゲームが出るなら懲りずにまた買います。今度はそのゲームが正真正銘発売されたあとにね。
2020年発売予定。


・ヘイロー インフィニティ

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Xboxと言えばヘイロー。ヘイローと言えばXbox。最新作はスカーレットのローンチと共に発売される。
けど、ヘイロー全く興味ありません。


・ギアーズ5

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Xboxと言えばギアーズ。ギアーズと言えばXbox。
ギアーズはXboxを買ったら是非やってみたいと思ったゲームだが、いざギアーズ4をプレイしてみたら全く面白くなくてビックリした。
9月10日発売予定。


・ブレアウィッチ

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映画のブレアウィッチプロジェクトを題材にしたホラーゲーム。
あの映画は主観視点が特徴的だったが、もちろんこれも一人称。ハンディカメラのシステムもちゃんとある。映像もハイレベルだし、かなり怖そうだった。
これ久しぶりにXboxでやりたいゲームだね。日本でも出るみたいだけど、ハードは実家に置いてある。
8月30日発売予定。


・12 minutes

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12分間を何回も繰り返して殺人容疑で逮捕されてしまう妻の危機的状況を乗り切る、というゲーム。
面白そうじゃん。刹那的に時間を戻して選択をやり直すアドベンチャーゲームはたくさんあるが、たった一つの正解を導き出すために同じ時間を何回も繰り返すゲームは記憶にない。
殆ど一人で作った個人制作のゲームらしいが、12分間を作るために6年間も費やしたとのこと。プレイヤーが正解に辿り着くまでに5、6時間はかかるらしく、その12分間は相当なフラグとシチュエーションとギミックが詰め込まれて同じ時間でも色んな変化があるのだろう。かなり濃いゲームに仕上がっている気がする。
でも、Xbox専用か。これは実家に帰ったらわざわざハードを起動してやりたいレベルだけど、インディーゲーだから日本じゃ発売するか怪しいな。
2020年配信予定。


【任天堂】

・ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド

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次のゼルダの本編はブレスオブザワイルドの続編で確定。
うーん、確かにブレスオブザワイルドは傑作だったけど、物量ゴリ押しのゼルダをまたやるのかーという気持ちはある。ギミックと謎解きを重視したゼルダの伝説も恋しい。前作もギミックを動かすのが楽しい濃いダンジョンはいくつかあったけど、いつも程ではなかった。
まぁでも次はある程度素材を使い回すだろうから、オープンワールドだけでなくダンジョンにも力を入れてくれるかもね。先は長そうだけど。


・ゼルダの伝説 夢を見る島

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久しぶりの2Dゼルダ。こっちのゼルダはもうすぐ出るし、謎解きも期待出来そう。
9月20日発売予定。


・あつまれ どうぶつの森

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スローライフゲーム。現実の時計に合わせてゲーム内時間も進み、一日に出来ることが決まっているのでかなりもどかしいが、あまりゲームに時間を使わないライトユーザーにはピッタリのゲーム性と言える。
昔はコツコツと町を大きくしていく過程が楽しくてハマったけど、多分今の俺には合わないだろうな。でも一応買う予定。
2020年3月20日発売予定。


・マリオ&ソニック AT東京2020オリンピック

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そういえば来年は東京でオリンピックがありますね。俺は歓迎しません。オリンピックのせいで神宮球場が一時期使えなくなるから。まぁ今のヤクルトはむしろ神宮の方が弱いけど。
このゲーム自体はあんまり興味ないです。
2019年11月発売予定。


・ルイージマンション3

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続編も初代のリメイクも何故か携帯機だったが、新作は据え置き機で出る。ルイージマンションは大好きなゲームだったので楽しみ。
2019年発売予定。


次に続く。