乗りたい




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もうすぐ発売ですね、隻狼。とても楽しみです。
アマゾンで予約してたんだけど、急遽キャンセルして店頭予約に変更した。
忘れないよ、1月25日の悲劇を。バイオとキングダムハーツが2本同時に配達されたせいで郵便受けに入らず発売日に遊べなかったというゲーオタとして致命的なミスをおかした。
だから俺は気付いた。フロムのゲームは初回特典にCDやブックレットなどが付いて毎回分厚くなるということに。下手するとゲーム2本合わせた幅よりも大きく、郵便受けに入らない可能性は極めて高い。ふふふ、もう同じミスはおかさないさ。

ところで隻狼は、かなり時間をかけて掘り下げて遊びたいと思ってる。
俺にしては珍しい判断だ。基本的に俺は新しいゲームをどんどんやっていきたいので、一つのタイトルに固執することはなく、クリアーしたらそこでお別れ。しかし、自分でもそんな遊び方が物足りなく感じることはある。
だって、ゲームの息遣いを感じ取れるほど遊び込んだときの一体感は本当に気持ちが良いもんね。
多分俺は今まで1000に迫る数のゲームを遊んできたけど、その感覚まで至ったことは数えるほどしかない。具体的に言うと、ブラッドボーンとバイオハザード5だけ。
あらゆるゲームを遊んであらゆるゲーム体験をしてきたのに、一つのゲームを徹底的に突き詰めて遊ぶという体験は殆どしてこなかった。遊び込まないと、見えない世界もあるのに。

とは言っても時間は有限だし、新作は待ってくれないし、さらに言うと俺の飽き性を突破するほどのパワーがある例外的なゲームはあまりない。
そのパワーを持っている例外が、フロムソフトウェアが制作するハードコアアクションのシリーズ。
飽き性な俺だが、同チームが制作するデモンズソウルから始まり、ダークソウルシリーズ、ブラッドボーンと、最低2周ずつは遊んだ。いずれも40時間を超える大ボリュームだが、時間を忘れて遊び続けた。特にブラッドボーンはゲームの息遣いが感じ取れるほど遊んで遊んで遊びまくった。
そのチームが制作する新作が3月22日の隻狼なのだから、まず間違いなく俺の心を掴むだろう。いま俺が抱いている、一つのゲームを遊び込みたい!という気持ちを消化するにはこれ以上ないゲームだ。
しかも、隻狼の発売以降は気になるゲームが殆どない。ウソ。本当は3月26日のジェネレーションゼロと3月29日のヨッシークラフトワールドはかなり気になる。
でも、他のゲームと同時に進行するとどうしても集中が削がれる。このゲーム面白いからやり込もう!と意気込むが、他の新作に手を出して結局フェードアウトしてしまう、というのはyatasan界隈で良くあること。
今回はしばらく隻狼一本に絞って、かなり時間を費やして遊び込もうと思う。久しく味わってなかった、ゲームとの一体感を感じたい。
まぁこれで隻狼が駄作だったら泣けるけど、そんな事はあり得ない話。本当に楽しみ。

と、言うわけで最近の俺は隻狼に気持ちが乗せられるよう積みゲーを急ピッチで終わらせていた。
あらかたは前回の日記を書いた段階で終わったけど、新作はまだまだある。


・デビルメイクライ5

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本当はこのゲームもかなり遊び込もうと思ってたんだけど、途中から気持ちが乗らなかった。
今作は3人の主人公を操作することができ、ネロとVのアクションはすんごい面白いのだが、ダンテのアクションがどうしても好きになれない。
ネロもVもアクションの軸があるが、ダンテにはそれがない。ただ闇雲にアクションのバリエーションが多いだけ。
多分、豊富にあるアクションを自由に使い分けて自分なりの遊び方をカスタマイズして欲しい、というのがダンテのアクションの軸なんだろうけど、俺はそういうのが単純に好きじゃない。
ある程度遊び方が決められていて、如何にそのキャラが得意とする流れに持ち込むか、というスタイルのネロとVは強味がハッキリしているから意図を持って操作しやすい。
しかし、ダンテはアクションは多いが器用貧乏で明確な特徴が無いから行き当たりバッタリな操作になりがち。ボタンを適当に押しても色んな技が出るのは見映えるが、自分で制御しているという感覚が薄く、普通のアクションゲームだった。
まぁでもアクションが多いからコンボのバリエーションは幅広く、研究のしがいがあるのは事実。結局、浅く遊んでる俺に合わないだけの話ではある。完全に好き嫌いだね。
3人も主人公がいるからそれぞれ個性があった方が良いし、ダンテのアクションの方向性は全然アリ。しかし俺は最後まで面白いとは感じられなかった。
せめて2周目以降は好きなキャラで進行させて欲しかったな。ネロとVのアクションは本当に面白いだけにね。


・ジャッジメント7

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無理。これは隻狼までに絶対終わらん。ボリュームありすぎ。
PSVITAで発売された俺たちの世界は終わっているのバージョンアップ版。VITA版は携帯機を起動するのが面倒すぎて途中で断念したが、据え置き機でリブートされたので改めて買った。これはまぁまぁ気持ちが乗ってる。
でも、今のところあんまり面白くないかな。キャラが自分勝手な奴らばかりで好きになれないんだよね。
でも、面白そうな伏線がたくさんあり、名作になりそうな予感はプンプンする。


・ベターコールソウル

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今、めちゃくちゃ俺の気持ちが乗ってるのがこれ。世紀の大傑作だったブレイキングバッドのスタッフが制作しているドラマシリーズ。
ブレイキングバッドに続き、これも傑作です。別に目を引くアクションがあるわけではない。名言を言うわけでもない。ストーリーが派手に二転三転するわけでもない。
なのに面白い。面白すぎる。なんで?まるで本当の事のように見えるから。
登場人物はストーリーの流れに合わせて動いているのではない。視聴者を喜ばせるために動いているのでもない。
自分のため、家族のために動いている。ちゃんと自分の意思を持っている。その意思と行動の結果として、ストーリーが動いている。
なぜ、主人公は他者を出し抜こうとせずにはいられないのか。なぜ、主人公の兄は弟を憎んでいるのか。直接的な理由やトラウマを語る描写はないが、ドラマを見ている間に自然と人間性が伝わってきて彼らの決断に納得させられてしまう。理解させられてしまう。
ブレイキングバッドは結局のところ父親のプライドという個人の自尊心を描いた話だったが、このベターコールソウルもまた、自分の生き甲斐を見つけたいという個人の問題を描いている。
しかし、それが明確な言葉や描写で分かりやすく語られるわけではない。人生哲学的な印象に残る台詞を言うけでもない。ただ彼らの行動をありのままに見せているだけ。それだけで伝わってくる。全ての行動にその人の人格が感じ取れるから。
これだけ自由にキャラクターが感じるままに動かしておきながら、ストーリーも起伏があって面白く仕上がっているのだから感服する。ドラマにありがちな引き伸ばしや急展開は一切なく、それでいて1話の中で必ず大きな展開が起こるのだから目が離せない。
制作者のヴィンス・ギリガンはとてつもないクリエイターだね。