地味
ニンテンドースイッチのRPG。開発はアクワイア。
・ドット絵が綺麗
・システムやインターフェースがスピード感を意識していて戦闘のテンポがとても良い
・テンポが良いだけでなく、それなりに考える余地がある
・難易度は高いが、NPCの加勢、アイテム泥棒、モンスター捕獲、経験値稼ぎなど、固有アクションを活かし幅広いアプローチで困難に挑める自由度が楽しい
・8人の主人公がいるが、周回しなくても全員を仲間にできて、全員のストーリーを追えるのが優しい
・キャラの固有アクションを活かしたサブクエストが面白い・・・ように見えて、大抵の場合ケンカを売ってボコボコにすれば解決するのが安易
・キャラの固有アクションを作業的に使うだけのメインクエストが面白くない
・固有アクションの成否が単なる確率計算で味気ない
・テンプレすぎるメインストーリー
・中盤から作業感が強くなる
・基本的に単調
・ダレる
・とにかくダレる
戦闘の比重が大きく、難易度も相当なものだが、キャラの固有アクションによって色んな考え方で突破方法を見つけることができるので、そこは大変面白い。
強そうなNPCを見つけて仲間にしたりとか。NPCが持っている強力な装備を盗んだりとか。
RPGにありがちな、行き詰まったらひたすら雑魚と戦いレベルを上げて強敵を倒す、というものではなく、自由度を感じた。
戦闘を繰り返して強敵を倒すのが好きな人には打って付けのゲームだと思う。
一方、8人用意されたキャラのシナリオ進行がひたすら同じ流れを繰り返す単調なテンポで、固有アクションも活かせてないし、工夫がなくて盛り上がれなかった。テンプレ過ぎるストーリーとダンジョンの味気無さが単調さを更に加速させている。
盛り上がりを作ろうとしたら一本道的な構造にする必要が少なからずあり、それはこのゲームの方向性に合わないから仕方のないことではあるけどね。
だけどさ、正直、俺はこのゲームを地味に感じて仕方なかったんだよ。
2Dでエンカウントでターン戦闘というだけでも今の時代では地味だが、それに加えて盛り上がりを排除した作業感を求める構成が地味だし、テンプレを極めたストーリーもキャラも世界観も地味。地味に地味を重ねたようなゲームで俺には合わなかった。
戦闘は面白かったが、とにかく全体的に地味だからそれも作業に感じてしまう。
結局俺は、今どきの分かりやすく盛り上がりのあるゲームが好きなんだな。
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