緋色の交錯



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また3DSの調子が悪い。ゲーム起動中に抜いてもないのにソフトが抜かれましたと表示されて強制終了する。そのせいで未だにリズム天国のチュートリアルが終わらない。セーブ出来る段階までいかずに毎回強制終了が入り、延々とチュートリアルばかり繰り返している。なのにチュートリアルのリズムゲーすら全くテンポが合わせられない俺。
何だこれ難しすぎるだろ。どうしてもワンテンポ速くボタンを押してしまう。どう頑張っても修正出来ない。このワンテンポ早いリズム感が俺の身体に染み付いてしまってるというのか。何かそれって、怖いな。今までさしてリズムに乗る必要のない人生を送ってきたので特に困る事はなかったが、果たしてこんな俺がこのゲームをクリアーすることは出来るのだろうか。
いや、それよりも問題は3DSだ。こいつの不良っぷりが俺のリズムを崩している気がしてならない。早くチュートリアルを終わらせないと、という気持ちが俺のリズムを早めている気がする。それ以前に、もう強制終了に我慢ならない。流石に限界だ。いい加減new3DSを買おう。大逆転裁判も出るし。モンハンクロスもやりたいし。

先週の話だが、友達から京セラドームで行われるヤクルトvsオリックスのチケットを2枚貰った。3連戦中いつでも使えるらしい。誰かを連れて行くこともできるが、当然、俺様が2枚使って2試合観る。スワローズ戦を生観戦出来る貴重なチャンス。それ以外の選択肢はあり得ない。
問題はいつ行くか。もちろん勝ち試合が観たいが、こればかりはどうなるか分からないからね。どのみち仕事で最初から観戦は出来ないので、経過を確認して考えよう。

一戦目。速報を見る。4-0。ヤクルトが勝ってる。行くしかない。
球場に着く。チケットを交換してもらう。内外野の自由席。球場観戦の醍醐味は応援の一体感なので、当然外野に行く。
思ったよりも混んでるな。全然席が見つからない。しかし俺は嬉しい。こんなにスワローズファンがいたなんて。ヤクルトとは縁もゆかりもない関西住みなのでアウェー感に苛まれて仕方なかったが、ここにいる時だけはホームだ。それにしても、ヤクルト戦を球場で観戦するのは3年ぶりくらいだけど、見覚えのある人がチラホラいるなぁ。
席を見つけた頃にはスコアは6-1。また畠山が打ったらしい。現時点で40本ペース。元々ホームランを打つために生まれてきたような身体つきで実際パワーもあるのに、技で打とうとする傾向が強く、そのためか突出してホームランは打ってなかったが、今年はついにホームランバッターとして開眼したよなぁ。中継を見てるとやたらと右打ちしろセンター返ししろと解説は言うが、畠山はホームランを打てる能力あるんだから積極的に狙っていけば良いよ。
チャンスで雄平の打順に回ってくる。雄平をクリーンアップから動かさないねぇ真中監督。どうでも良いところでしか打たないから期待値低いんだよな。今年はどうでも良い場面ですら打てないし。あんだけブンブン振り回してるのにホームラン3本はキツい。でも打った。センター前のタイムリー。8-1に。ナイス。
それ以降試合は動かず、終始ヤクルトが楽勝ペース。特に盛り上がりどころがないまま終わってしまう。勝ったは良いが、ここまで展開に起伏がないと面白くない。
次の試合の予告先発は新垣か。と、言うことはキャッチャーは西田なのだろう。新垣西田バッテリーの日は勝率が極端に悪いが、毎回荒れるので面白くなる予感がする。

次の日。経過を確認。2-0。また勝ってる。行くしかない。
球場に到着。この試合のチケットは内野自由のみだった。入った瞬間に、凄い大歓声が轟く。誰かがホームランを打ったのだろう。
ヤクルトの選手でありますように、と祈りながらアーチをくぐると、3-0になっている。畠山がまた打ったらしい。
そんなことよりも驚きなのは、6回にも関わらず新垣が0点で抑えている事だ。大体序盤で2、3失点して、中盤でまた失点するのが彼の傾向なのに、珍しい事もあるものだ。お、良く見ると今日の先発マスクは西田じゃなくて中村じゃん。そこら辺も影響してるのか?
と、思ったらT岡田にどデカイ一発を食らう。これで一点差。ヤバい。が、ようやく面白くなってきた。
9回。ここまで一回もセーブ機会で失敗していない守護神バーネットが登場。オリックスは二番の打順から始まり、一人ランナーが出ると先ほどホームランを打ったT岡田に回ってくる。何としてもそれは避けて欲しいところ。
バーネットは右打者に異様に強く、ここまで一本しかヒットを打たれていない。先頭の安達は右打ち。ここは確実に抑えないとな。
安達が打つ。打球がライトに伸びる。何百試合と見てるテレビの中継なら打者が打った瞬間にヒットか長打か凡打かファールかホームランか大体分かるが、見慣れない球場からなのでその打球がどういう結果になるのか予測が出来ない。身を乗り出して打球の行方を確認する。白球は、ライトの上を超えた。フェンスの上は超えない。2ベース。ピンチである。
次の糸井はバント。ランナーは3塁へ。
1死3塁。バッターは中島。そういえばこの人、アメリカから帰ってオリックスに入ったんだっけか。打ってんのか?スコアボードの成績を見る。2割6分でホームラン3本か。微妙過ぎるな。中島はサードゴロに倒れる。ランナーはそのまま。
2死3塁。バッターは先ほどホームランを打っているT岡田。祈る俺。敵チームのサヨナラ勝ちとか絶対に見たくない。この2試合で最もボルテージが上がる。頼む、頼むぞー。
岡田のバットがボールを捉える。打球はピッチャーの横を抜ける。え、ヤバい、と一瞬思うが、ショートの今浪はセンターライン寄りに守っていたようで普通のショートゴロ。ゲームセット。東京音頭を乱舞する。
これでヤクルトは4連勝。実に気分が良い。気分が良すぎて帰り際に次の日の試合のチケットを購入してしまう。明日って誰が投げるんだっけ?まぁ良いや。今のスワローズは絶好調。誰が来ても楽勝だ。

次の日。経過を確認。2-0。負けてる。でも行かざるを得ない。
到着。2-1になってる。山田が打ったらしい。しかし、この点がこの日のスワローズの最後の反撃だった。3-1であっさり負け。
忘れてた。この日のオリックスは両リーグで最も防御率が良いディクソンが投げるんだった。遠目から見ても良いところに決まってるのが分かる。見逃し三振ばっか。一発病持ちの成瀬で勝てるはずがなかった。
いずれにしろ、このカードは2勝1敗で勝ち越し。やはり俺が球場に行くとスワローズの調子が良いね。通算では7勝4敗1分。一回だけ神宮行ったの除いて全てビジターであることを考えたら、かなり良い感じだ。
久しぶりに球場で試合観たけどやっぱ良いもんだな。そういえば昔は、東京に住んで神宮の試合全て観に行くのが夢だったけ。

試合に負けたあと、まだ時間が早かったのでいつ間にかそびえ立っているイオンに行く。数年前まではこんなところにイオンはなかったはず。これが駅と京セラの間に建てられているせいでドームが隠されて最初道に迷った。
イオンの中の未来屋書店に行き、ファミ通を立ち読みする。グランキングダムくらいしか目ぼしい新作はないな。いつもの事か。
しかし、今週からいよいよE3が開催される。海外メインではあるがここで大量の新作が発表される事だろう。ファミ通でもE3の特集が組まれており、俺の目はすかさずスクエニの項目をキャッチする。

「E3で披露するラインナップは、当社史上類を見ない、どれも目玉になり得る強力な布陣です」

おいおい、ピュアなやたさんはその言葉を額面通り受け取っちゃうぞ。当社史上類を見ない、かー。これで期待するなって方が無理があるよな。
実際最近のスクエニはかなりの新作を次世代機で作ってるし、経営方針としても、HDゲームの大作作りを軸とする、と言ってるくらいだしな。数年前までなら鼻で笑って終わったが、あの時とは遥かに期待値が違う。今回のE3でそれを裏付けて欲しい。

名探偵コナン。やっぱり楠田陸道は赤井の死を偽装するためのフェイクだったか。まだ証明はされてないが、ほぼ確定だろう。
で、なんかコナンの携帯電話に付いた指紋が証明の鍵を握るらしく、次週は予告を見るにその辺りをフィーチャーするっぽいが、そんな細かいところ覚えてねぇよ・・・
それにしても赤井が扮してると思われる沖矢とバーボンが対峙し、いよいよ盛り上がってきた。そして来週のタイトルは緋色の帰還。ついに赤井の復活か。
バーボン公安警察説が本当なら生ぬるい展開になりそうだが、どうなるかな。

ヤクルト3連敗。交流戦はセリーグの上位チームが揃ってボロ負けし、そこそこの成績を残していたスワローズはかなりの恩恵を受けていたが、この3連敗で結局借金を作って終わり。はぁ。
ちょっと調子が良くなったと思ったらこれだもんな。先発が全員終わってる。まぁ、今年はこんなもんか。