世界が、遊びで一つになる





画像1



・PS4の気になる概要

◯スペックが凄い

何がどう凄いのかはさっぱり分からないが、とりあえず理論値としては現行機の何倍も性能が高いらしい。
その割に目立った違いは見当たらないが、現状は殆どが現行機マルチで次世代機に最適化されているソフトが少ないし、PS3も後半になってハイクオリティのゲームが多くなったことから、次世代機特価のソフトが増えて開発メーカーが慣れてくる数年後には段違いにクオリティが上がっているはず。
PS2からHDハードになってオープンワールドのゲームが一般的になったように、ハードの性能は映像のクオリティだけでなくゲームのポテンシャルも引き出すので、これにより新たなエポックが生まれることに期待。


◯形状がスタイリッシュ

すんごいコンパクトでありながらデザインにも気を使われていてスタイリッシュでかっこ良い。窪みの部分のラインが光るとか最高にクール。電源アダプタが内蔵されているのも素晴らしい。


◯リモートプレイ

PSVITAでPS4のゲームのリモートプレイが可能。まさか本当にできるとはという感じだが、遅延も殆どないらしいのだから更に驚き。家の中では携帯機でわざわざ据え置きのゲームをやろうとは思わないが、同じwifi内の中でなくてもリモートできるらしいので外出先でもPS4のゲームが遊べるのは魅力的。


◯スリープモード

PSボタンを押すだけでゲームの状態が一時保存され、本体も省電力モードに移行。再開する時もPSボタンを押すだけで即復帰。
携帯機お馴染みのスリープ機能がついに据え置きにも搭載されることに。これは嬉しい。まだアップデート予定の段階だけど。


△ソーシャル

ある意味性能よりも重視されているPS4のメイン機能。プレイ中のゲームを手軽に配信したり、逆に配信されているゲームを観覧できたりする。またゲームは常に最新の15分間が録画されており、その動画や切り取ったスクリーンショットをアップロードできる。この仕組みがPS4でゲームをプレイすることの付加価値となる。
配信やアップロードはコントローラのシェアボタンを押すだけという素晴らしい快適性で、配信のコミュニケーションによってゲーム内容に干渉できる仕組みがあるらしいしちょっとやって見たい気もするが、twitchやustreamなどのサイトを介さないとならないのが面倒だな。PS4のコミュニティで完結できる仕組みにして欲しかった。


×互換非対応

PS3がまだまだ現役なので互換非対応はやはり残念。単純に稼働するハードを増やしたくないというのもあるが、配信や常時録画など、PS4ならではの付加価値が魅力的なので一層そう思う。PS3のゲームができるというクラウドはまだ実体がはっきりしないしな。


あとはストアがサクサクになることや、スマートフォンとの連動、インストールしながらゲームが遊べることくらい。


・PS4で気になるゲーム

『ファイナルファンタジー15』

海外の大手すら有力タイトルは現行機マルチが多い中、FFという看板タイトルで次世代機に特化して作る判断をして見せたスクエニの気概と意地に惚れた。次世代FFを見せ付けて欲しい。


『キングダムハーツ3』

据え置き新作を何年待ち詫びたことか。その思いを次世代機対応で報いてくれたので溜飲が下がった。でも発売まであと何年も待つことになるんだろうな。


『メタルギアソリッド5 ファントムペイン』

オープンワールドを取り入れたことにより潜入までのアプローチが可能になったメタルギア。オープンワールドは特性上メリハリのあるゲームバランスを保つのが難しいが、元々メタルギアは自由度とレベルデザインのバランス取りが上手いので恐らく大丈夫だろう。
ストーリーもかなり拘っているみたいで、相当ヤバいところまで踏み込んでいるように見える。期待。


『ウォッチドッグス』

インフラやシステム系統を自在に操作し都市そのものを操れると言っても過言ではない破天荒すぎるゲーム性が魅力のオープンワールドゲーム。オープンワールドの持つ社会性を最大限活かしたシステムに惹かれまくり。これぞ次世代の体験という感じだ。


『サイコブレイク』

デッドスペース以来、久しぶりの大作ホラー。新規タイトルながら相当金がかけられており、映像のクオリティはかなりのもので、クリーチャーのこれヤバいでしょ度が振り切っている。どう考えても怖い。しかも指揮を取っているのはバイオハザードのディレクターである三上氏。期待せずにはいられない。


『ナチュラルドクトリン』

次世代機ならではという映像やシステムではないが、徹底的に戦略に拘ったマニアックな内容はかなりハードな体験をもたらしてくれそう。
映像による臨場感よりもシステムとゲームバランスに力を入れてゲーム性を重視した実に日本らしいゲーム。スペックに気を取られがちだがこういうゲームも次世代機では多く出て欲しい。


『エヴォルブ』

モンスターVS人間をオンライン対戦として楽しめるゲーム。PVを見た感じではモンスターが想像以上にモンスターっぽくて良かった。


『インファマス セカンドサン』

破壊フェチの俺としては、次世代機のマシンパワーでどれだけオブジェクト破壊が豊かになったか気になるのだが、それを測るのに最適なゲームがこれ。街の色々なものを超能力で破壊できるオープンワールドゲーム。別に破壊がこのゲームの核ではないが、俺がこのシリーズで一番期待しているのはそこ。


『ディープダウン』

カプコンがおくる、ダンジョンを舞台にしたアクションRPG。このダンジョンの作りがかなり本格的で、ダークソウルを彷彿とさせる硬派な雰囲気が漂っている。モンスターのファンタジー感も良いし、カプコンが作っているだけにアクションの出来も問題ないだろう。
しかし販売形態が基本無料ってのがね・・・ゲームバランスが重要なウェイトを占めるジャンルで、課金がゲームバランスの根幹を握るビジネスモデルにしてくるとはね。ゲーム自体は面白そうなのに基本無料ってだけでやる気をなくした。


『ウィッチャー3』

次世代機に最適化されている数少ないゲーム。しかもRPG。しかもオープンワールド。しかも戦闘が面白そうときた。買うしかないでしょ。


『シーフ』

何か内容がディスオナードと被る既視感だけど、開発がエイドスだからな。エイドスの関わっているゲームは外れなしなので期待。


プレイステーション4、いよいよ発売です。予約してあるので朝一番に買いに行く予定。ちなみにハードを発売日に買うのは初めて。厳密に言うとPS2はローンチ時に手に入れたけどあれは親が買ったもので、自分の判断で自分のお金で発売日に本体を買うのはPS4が初めて。
基本的に俺は旬の勢いというか熱を味わいたいという人間なので、ソフトとかは殆ど発売日近辺に買っているが、意外なことにゲームハードについては様子見に様子見を重ねてから購入に踏み切っている。3DSは一年、WIIUは9ヶ月、PSVITAは二年も結局待ったな。まぁ単純にお金がなかったからというのもあるけど、携帯機のゲームは一部を除いて興味ないので3DSとVITAは中々そそられず、WIIUは据え置きという需要は満たしているがサードパーティのソフトが極めて少ない上に肝心の任天堂タイトルは無難なものばかりで魅力薄だった。
今回のPS4に関しても飛び抜けて魅力的な特徴があるわけではない。コアゲームや国内ユーザー向けのソフトがそこそこ揃うだろうという見込みがあって、そして据え置きハードだから買う。それだけの話。うん、何たって最新の据え置きハードだからね。ここが一番肝心なところ。俺は据え置きのゲームじゃないと駄目な体質なんだ。
とは言え、据え置き機は日本じゃ死を待つだけの存在であり携帯機やスマートフォンに飲み込まれかけているのが現状である。それだけ携帯ハードの手軽さが魅力的ということなのだろう。確かに、いつでもどこでも遊べて、すぐにプレイできてすぐに中断できる携帯機は凄く遊びやすいし馴染みやすい。暇つぶしでプレイしているユーザーが大勢を占めているのがゲーム市場であり、極力面倒な事は省いて快適さを重視する今の流れはユーザーの傾向からして当然の結果だろう。
でも、俺にとってゲームは暇つぶしなんかじゃない。ゲームが好きだからゲームをやっている。別に面倒くさくても構わない。椅子に座って、モニターに向かって、コントローラを握って、ゲームと真っ正面から向き合っているあの感じ。集中してゲームに臨む据え置きハードのあの感覚が堪らなく好きだ。
何より、据え置きと携帯機のソフトではゲーム内容の本気度がまるで違う。スペック、操作性が断然据え置きの方が底が深いのは言うまでもないが、手軽に遊ばせなくてはいけないという強迫観念がないので携帯機のように無理に小分けにした内容にする必要もない。製作者の100パーセントの想いを満たすゲームを作るには携帯機はあまりにも制約が多すぎる。その代わり据え置きには開発費など大きなリスクがあるわけだが、リスクを背負っている分それをバネにして妥協のない想いで作られているゲームが多いのも据え置きに心を揺さぶられる大きな理由だ。

結局、ゲームというのは技術依存の分野であると俺は思う。数々のエポックなアイディアは技術向上によって開拓された面が大きい。任天堂のインターフェース路線が良いと思ったこともあったが、電車でGOや鉄騎のようにゲームありきで操作デバイスを作るなら突き詰めたものも生まれるが、あらかじめリモコンやタブコンというインターフェースがあって、そのデバイスありきでゲームを作るとなるとアイディアはかなり限られてくるだろうし応用の幅も狭い。効果はあっても一時的なものだ。実際WIIのリモコンは最初は成功したが後半は尻すぼみだった。アーケードならともかくコンシューマでこのやり方は限界がある。
だから結局ゲームの幅を広げるために安定した力を発揮するのはハードの性能であると思う。そしてPS4はPS3から10倍ものスペックを上げて進化を遂げている。
ゲームは日進月歩の業界だ。最初は線と点の世界だったゲームが、たった40年かそこらで実写と見間違えるほどの領域にまで達している。今世代でゲームはどこまで進化できるだろうか。
いよいよ始まる次世代のゲーム体験。これからどんな新しいゲームの世界が待っているのかとても楽しみだ。