戦闘日記。ネタバレ注意




現在の時刻、2時45分。
ユスナーンの街へ降り立ったライトニングは、スノウの魂を解放するために彼が引きこもっている宮殿に乗り込む決断をする。
だが、宮殿は富豪しか住めない神託エリアに存在し、セキリュティは万全。そのうえライトニングは先の襲撃でユスナーン全土に指名手配されている状態である。一筋縄ではいきそうにない。

それにしても流石は享楽都市。街中は凄く賑やかで祭りかってくらいに盛り上がっている。指名手配中のライトニングさんが堂々と闊歩しているのに誰も気に留めない。
コスプレをしている者も多い。中でも目立っているのがチョコボの衣装を身に纏った小娘。気になったので話しかけてみるが、暗号を言えとしかいわない。訳が分からないので無視する。

ライトニングを気に留める奴らもいた。警備兵士とプリン警備隊である。死の引導を渡してやるとするか。
だが、こちらのプレイスキルは最低レベル。全く戦闘に慣れない。まずスタイルの切り替えに毎回もたつく。L1、R1ボタンでスタイルを切り替えられるのだが、どちら側にどのスタイルが配置しているのかいつも混乱する。
次にゲージと敵の動きを両方見るのがムズイ。このゲームは戦闘が終わっても体力が回復しない上に回復の手段がかなり限られているため、極力敵の攻撃はガードしていかなければならないのだが、ガードするためには当然敵の動きを見てタイミングを計る必要があるわけで、それをしながらアクティブゲージ管理にまで気を遣うってことがかなり難しい。ゲージは3本もあるからなおさら。
しかも間違えてL2ボタンを押してしまい、オーバークロックを発動してしまう。いたずらに貴重なGPが減ってしまった。

街の至るところにライトニングの指名手配を示す張り紙が貼られている中、一つ変なのが紛れていた。その張り紙には、食べちゃうにゃん、チョコボ娘 17時〜3時までと記載されている。これがあいつの言っていた暗号ってやつか。
早速ライトニングさんに食べちゃうにゃんと言わせようと思ったが、現在の時刻は3時半でチョコボ娘が出没する時間はとうに過ぎている。また明日にしよう。

街中でもモンスターは平然と現れる。目の前に壺猫がふわふわと浮遊している。モンスターが現れると周りにいる人々は怯えてしまって話しかけられなくなってしまうので仕方なく討伐してやることにする。
無理、降参します。こちらが3分間かけて与えた相手HPの1/5分のダメージを一瞬でケアルラで回復されてこれは無理だと悟った。ノックアウトウェーブもちっとも波打たないし。ってことでエスケープしまーす。
エスケープをするとバトル前の状態に戻れるが、一時間経過してしまう。時は金なりなこのゲームではかなり厳しいペナルティだ。

そうこうしている間に神託エリア前に到着するが、案の定立派な門で遮られており、近くにいる人の話ではIDカードが必要であるという。そんなもん持ってないよ。どうすりゃいいの?
と、悩んでいたが、裏ルートを知っている男がいるという話を聞いて立ち直る。その男はとても目立つ格好をしているらしい。
目立つ格好ねぇ・・・ここユスナーンにはそんな奴ごまんといるけど、ってこいつか。チンドン屋の格好をした一際目立つ男が僕に気付いてくれよーとばかりにFFの名曲を演奏していた。おい、裏ルートを教えてくれよ。
と請いたら、2000Gなりーと金をせびられる。払うしか選択肢はない。こいつの言う裏ルートとは、どうやら宮殿の裏側を走っている貨物車のレールから飛び降りるという無謀なもので、とりあえず貨物車の運行がなくなる時間帯まで待てと言われる。集合は18時に工業地区にて。
さて、そろそろ予定が埋まってきたな。朝6時からルクセリオの暗号が浮かび上がり、17時からチョコボ娘、そして18時に工業地区。

もうそろそろホープの言っていた門限だ。それまで特に何もすることがないのでそこら辺にいる警備隊に糧となってもらうことにしよう。
ちょっと戦闘に慣れてくる。魔法を唱えればライトニングはバックステップで間合いを取ってくれるので、敵が攻撃してくるまでに余裕ができる。これを意識するようにしたら格段にガードの成功率が上がった。ボタンも連打はせず、テンポ良く押すように心がける。こうすることでゲージ切れも注意できるし、タイミング良く押せばアビリティの威力も上がる。

6時となり方舟へ強制帰還。世界の寿命を司るユグドラシルの樹に輝力を授けるが実らず。人々の魂を解放することで手に入る輝力を一定数捧げることで世界崩壊までの寿命を伸ばすことができるのだが、どうやら輝力が足りなかったようだ。
ホープから、全員の魂を救っている暇はないから、時には切り捨てて、効率良く輝力を集めていけとありがたーいアドバイスを頂く。

世界崩壊まであと5日。方舟のワープ装置からルクセリオへ。6時になったので数字が浮かび上がっているはず。
なのだが、探せど探せどお目当ての張り紙が見つからない。と言うか捜索範囲が街全体というのはいささか広すぎる。しかもルクセリオの構造は非常に複雑で全体を把握するのが困難。
南側の駅近くでようやく一つ目の数字を発見。既に時刻は9時を回っている。このままだと探し当てるだけで一日が終わりそうだ。
と、嘆いていると、一人の男が話しかけてきた。数字を一つ知っているから金で買わないかと言う。買います買います、買わせて頂きます。
これで二つ数字が集まった。9と6。どうやら地区ごとに数字が一つあるようなので、まだ数字を発掘していない商業地区へ向かう。
ビンゴ、壁に数字が浮かんでいる。これであと一つ。更にその近くにいた白髪のおっさんが重要な情報を教えてくれた。北の暗黒街で数字を見たという。
うーん、困った。暗黒街は普段治安維持のためにゲートが閉められており、解除されるのは午前0時〜6時。治安維持とか言いながらその時間帯の方が危ない人が跋扈していそうな気もするが、決められているものは仕方ない。

現時刻は12時。時間に余裕がありまくるので適当に街中を回り悩みを抱えていそうな人に片っ端から声をかけていくとものすごい勢いでサブクエストが溜まっていった。身勝手なお願いばかりだが、こいつらの魂が世界の寿命を伸ばすんだもんな。
しかし18時が近付いてきたのでサブクエストの方はとりあえず後回しにして、ユスナーンの工業地区へ。

貨物車レールに繋がる門の前では怪しい男が立っていた。証を見せて中に入れて貰う。
中には機械型の敵がウヨウヨ。早速戦ってみるが普通に強い。特に浮遊型の機械は堅いうえに攻撃力の高い突進を行ってくる。突進をする前に必ず技名が表示されるのでやりやすいと言えばやりやすい相手なのだが、かなり頻繁に行ってくるので間合いを取っている暇がない。ガードの練習をして下さいと言わんばかりの敵だ。
練習どころの騒ぎではなかった。普通に死んだ。フェニックスの尾を使っても良いが勿体無いのでエスケープで離脱。
雑魚相手にこの調子では流石にマズイと思い、本格的にスタイルのカスタマイズを開始する。今までどのスタイルにも満遍なく対応できるようなアビリティを詰め込んでいたが、どうもこの器用貧乏な半端加減が苦戦の原因ではないか。スタイルごとに役割分担を明確にすれば、オートアビリティや装備の強みを活かせるし、何より意図を持ってスタイルの変更ができる。今までは行き当たりばったりにスタイルを変更する傾向があり、安定した戦い方が定まっていなかった。
と言うわけで3つのスタイルそれぞれの方向性を明確化する。魔法タイプ、物理タイプ、防御タイプ、補助タイプ、など考えられるタイプは色々あるけど、とりあえず無難なところで、魔法タイプ・防御タイプ・物理タイプで別けることにする。
方向性が定まったところで、スタイルの中核となるウェアを決める。と言ってもそんなに選択肢はないんだよな。ウェアアビリティでサンダーがあるミスティウィザードを魔法タイプ、物理攻撃10パーセントUPと+80のオートアビリティがあるバウンサーを物理タイプ、ヘビーガードLv2のウェアアビリティを持っている静かなるガーディアンを防御タイプとする。
あとはそれに合わせて武器や盾を装備し、他のアビリティもウェアの強みを活かせる方向で揃えていく。ただ、ガードだけは必須なのでどのスタイルにも装備。

奥でボス戦。一つ目サイクロプス。実践の初っ端がボス戦か。
スタイルをタイプ別に明確化した効果はてきめん。スタイルごとに役割が分担されたことで、守りに入りたい時、ウェーブを波打たせたい時、ウェーブを維持したい時、弱点を攻めたい時、などの目的をピンポイントかつ効果的に果たせるようになった。更に意図を持ってスタイル変更するようになったことで、ゲージ管理にも気を配れるようになった。

呆気なくボスを倒したあと、ルミナによって潜入ルートを崩壊させられてしまう。しかし落下した先で御都合主義が発動。屍が打ち捨てられており、そこから神託エリアのセキュリティを解除するIDカードを発見。これでライトニングさんも富豪の仲間に。
さて、今度こそスノウの魂を解放しに行きますか。

続く。