ヤクルト8ー4阪神
ヤクルト8ー5阪神
ヤクルト7ー4阪神

川端の満塁ホームランで勝った初戦から始まり、
二戦目はバレンティンのホームランで逆転勝ち、
三戦目は川端の逆転タイムリーで勝利と、
全て中盤から終盤にかけて集中打で逆転勝ち。
しかも、一戦目二戦目は先発が早々に崩れたにも関わらず、終わってみれば阪神に三連勝という、何とも出来過ぎた三連戦。
先発崩壊守備もグダグダと、内容的にはあまりよろしくないのだけど、ヤクルトらしく勢いでものにした三連勝だった。

初戦で川端が満塁ホームランを打った時のベンチの盛り上がり。宮本と福川がベンチから飛び出てガッツポーズを決めるほど大喜びをして見せた。
ヤクルトは非常に感情豊かなチームで、勝利に対する思いだとか、野球が出来る喜びだとかを、全面に出してプレイしている。
年俸さえ上がれば個人としてはそれでokなプロの世界で、個人の成績を度外視にして、チームの勝利の為にここまで感情を出せるのは、素晴らしいことだと思う。俺はそんなヤクルトスワローズがとても好きだ。
このベンチとの一体感が、ヤクルトの強さであり、ヤクルトの勢いの源であるのは言うまでもない。
故に、一度勢いが萎んでしまうと、周りに乗せられやすいこのチームは泥沼にハマりやすいのだけど。それが顕著に現れたのが8月だった。

今、チームは間違いなくトップスピードで勢いに乗っている。中日が負けないなら、ヤクルトがその分勝てば良いだけ。
もうこの時期は内容なんか関係ない。とにかく結果。このまま優勝まで突っ走って欲しい。