MS!SCE!任天堂!





先日海外で、ゲーム業界最大の見本市、E3が開催された。ゲームオタクとしては見逃せないイベントなので、夜中にも関わらず眠い目をこすりながら見ていた。SCEのカンファレンスは朝だから見れなかったけど。
と言うわけで、今からカンファレンスで気になった情報を抜粋して上げていきます。


☆マイクロソフト

・マスエフェクト3

数少ないスペースオペラRPG。三部作の最終章。
フリーハンドデバイスのキネクト対応を発表。音声認識により、選択肢を選べたり、仲間キャラに指示出したりすることが出来る。
そんなことコントローラーでやれば良い気がするけど、自分が演じている気分になれそうだし、演出として面白い試みだと思う。


・ヘイローHD

Xboxで発売された初代ヘイローをHD化。単なるリマスターではなく、オンラインによるコープも追加される。
海外の発売日は11月15日予定。


・フェイブル ザ ジャーニー

ファンタジーRPGの外伝。手を動かして斬撃したり魔法を唱えたりと、キネクトをフルに活用したゲームとなっている。移動はオートになっており、画面に移るモンスターを倒していくという内容で、フェイブルである必要を全く感じないゲーム。


・ディズニーランドアドベンチャー

「パパー、ディズニーランドに連れて行ってよー。」

「ディズニーランドなんて高くて行けないよ。庭で我慢しなさい。」

「もう、いっつもそれじゃーん。パパなんてだーいきらい!」

子供がディズニーランドに行きたいとダダをこねる。パパ嫌いだとか言って口を聞いてくれない。
そんな悩みでお困りの皆さん、朗報です。キネクトとXbox360さえあればあなたのお家があら不思議、ディズニーランドに早変わり!さあ、Xbox360を買ってミッキーマウスに会おう!
というコンセプトで恐らく開発されたであろうゲーム。
ディズニーランドをそのまま再現し、キネクトを通して、ディズニーっぽいアトラクションが楽しめる。
ファミリー層にはウケが良さそう。


・ヘイロー4

マイクロソフトカンファレンス最大のサプライズ。海外では絶大な人気を誇るSFシューティング。
新三部作の第一弾らしく、2012年発売予定。


とにかくキネクト推しですこぶる退屈なカンファレンスだった。
キネクトの最大の特徴であるフリーハンズは未来的で面白いけど、結局ああいうモーションデバイスでは複雑なゲーム性の物は作れないから、カジュアルゲームばかりが生み出されてしまって、
MSはファミリー層を獲得したいからそれで良いだろうけど、それが全面に押し出されるのはゲーマーから見たら喜ばしい流れではないよね。特にXbox360はゲーマー向けに特化したハードだから尚更。


☆SCE

・スターホーク

64人対戦をウリにしていたウォーホークのスタッフがつくった新作。
シューティングゲーながら撃ち合うだけでなく、建物を建てていくストラテジー要素も含まれている。


・怪盗スライクーパー

ステルスアクションゲーム、スライクーパーの新作が発売決定。HDのキャラゲーは珍しいな。


・ゴッドオブウォーHD

PSPで発売されたゴッドオブウォーが二作共HD化されて発売。ゴッドオブウォーは据え置き機でやってナンボのゲームなのでこれは嬉しい。


・DUST14

Move専用のシューティングゲーム。


・スタートレック

アメリカのSFドラマをゲーム化。マスエフェクトをアクション特化にした感じ。


・バイオショック インフィニティ

きたきたー!バイオショック新作!今作は深淵の海底都市から舞台を移して風光明媚な空中都市で物語が繰り広げられる。
いやー、暗く閉鎖的な空間からいきなり開放的で眩しい舞台に変えるとは、随分思い切ったことをするなー。
今作はステージが広そうなので、シューティング要素が強くなりそうなのが心配。個人的に特殊能力を活かした戦略的な戦闘がツボにハマったので、良くあるシューティングゲームにだけは成り下がらないで欲しい。
ちなみにNGP版のバイオショックも開発とのこと。


・PlaystationRVita

NGPの詳細が明らかに。ハード名はPS Vita。Wi-Fi版と3G版の発売を予定しており、年内発売予定。
Wi-Fi版の値段は3DSを下回るまさかの24980円。3G版は29800円。
いやはや、この値段を最初聞いた時はビックリしたけど、良く考えるとPSVも携帯機として見れば決して安い値段ではない。比較となる3DSがスペックの割りにあまりに高いから相対的に安く感じてしまう。
任天堂はSCEの新型携帯機が発売される前に出来るだけ高く売って、発売されたら値下げして、これ安いでしょアピールする戦略だったんだろうけど、その3DSの値段のせいでPSVの安さが際立つという皮肉な結果になっちゃったね。7年前にDSの値段で一泡吹かせられたSCEが今度はやり返した感じか。
上はあくまで俺の想像だけど、そう勘ぐりたくなるほど、3DSは高過ぎる。

が、3DSは裸眼3Dという、まぁ正直いらない機能だけど、一応携帯機ならではのガジェットが組み込まれているので据え置き機との差別化は出来ている。
対してVITAは確かにスペックは携帯機としては凄いけど、やはり据え置き機には及ばないし、携帯機ならではの機能も背面タッチと画面タッチくらいで目立った機能はなく、中途半端な立ち位置のハードに見える。
でも、PSVのコンセプトは如何に携帯機でハイクオリティなゲームを提供するかであり、この純粋にマシンスペックを追求する姿勢は実にSCEらしいので、これで良いんだと思う。
スペックを追求するSCE。ガジェットを求める任天堂。任天堂とSCEが同じ方向性ではなく、違う路線を進んでいるのは喜ばしい。ユーザーの選択肢の幅が広がるのは良いことだ。


☆任天堂

・マリオ3D

3DSで発売される新作マリオ。携帯機でアクション系のマリオ新作は初じゃないか?未だにマリオは好きなシリーズの一つなので、これが発売されたら3DS買うかも。
年末発売予定。


・ルイージマンション2

3DSでルイージマンションの新作が発売決定。懐かしい、確かGCのローンチだったけ。ルイージの存在と共にすっかり忘れていたよ。
1は中々面白いゲームだったので、2も期待。


・スマブラ

3DSと後述する新型wiiで発売決定。
携帯機でスマブラか。二画面をどう生かしてくるのか楽しみ。


・Wii U

今やすっかり勢いが衰えてしまったWiiの後継機が発表。その名もWii U。面倒だから、以下Uで。
詳細は公式で確認してもらうとして、Uの注目点は二つ。HD対応になったことと、タブレット型のコントローラーである。
板状のコントローラーには6、2インチの液晶が付いており、テレビに映っているゲーム画面が、そのままコントローラーの液晶に表示される。Uの電源が付いている時のみと限定的だが、携帯機みたいな使い方が出来るわけだ。
ディスプレイはタッチ対応なので、タッチによる遊びも出来るだろうし、PVではゴルフの台に見立てて使っていたり、テレビの画面をクローズアップしたりしていた。
Wiiとの互換性もあり、コントローラーにはジャイロ、カメラ、マイクなどが搭載されている。

とりあえずようやくHD対応した事にまず拍手。遅すぎるけどね。
で、タブレット型のコントローラーだけど、これは面白い試みだと思う。
PVであったゴルフ台に見たてたり、野球のグラブに見立てたりという使い方は、wiiのリモコンや3DSの3D以上に局所的過ぎるし、正直任天堂ですら充分に使いこなせないと思うけど、
DSの二画面みたいに、コントローラーの画面にメニューやマップを表示する使い方が出来れば、これはかなり面白いものになると思う。
ただ、心配なのはコントローラーの重さ。コントローラーとしては規格外の大きさなので、持っていて疲れないのか気になる。スティックがアナログじゃなく、スライド式なのも不満。

ハードの仕様に目を向けると、メディアは自社規格で容量は25GB。内蔵フラッシュメモリを搭載し、外付けHDDも可能。
HDDが外付けのみってことは、ソフトのインストールやアップデートはなしかよ。これはちょっとよろしくないなぁ。
性能は良く分からないけど、現行HD機と同じくらいか、ちょっと上回るくらいかな。
ちなみに、コントローラーはタブレットだけでなく、クラコンやリモコンも対応している。4つまで接続可能だが、タブレットの二台接続は現在未定。

性能を追随するだけでなく、独自のガジェットを組み込んでくるのは流石任天堂。
タブレットとしての使い方は、限定的過ぎるのでまるで駄目だけど、二画面を活かした遊びは、リモコンや3Dに比べればかなり使い道があるように感じるし、リモコンみたいにゲーム性を損ねることもなく取り入れられると思うので、これはかなり面白いデバイスだと思う。
任天堂ぐらいだからね、良くも悪くもこういう色ものハードを出してくれるのは。ただ高スペックに特化しただけのつまらないハードを出してこなくて安心した。


今年のE3はハードのサプライズは多かったけど、ソフトのサプライズがほとんどなかったのが残念だった。大型タイトル発表はヘイロー4とスマブラくらいか?
最近のゲーム業界はSNSが躍進してるけど、コンシューマーももっともっと盛り上がって欲しいね。