SCE仕事しろ




PS3のアクションゲーム。開発は、Media Molecule。おもちゃ箱をひっくり返したような世界を舞台にした、横スクロールアクションゲーム。

ジャンプと掴むしかアクションがなかった前作はどうしても単調さが拭い切れなかったが、今作はアクションの幅がかなり増し、格段に進化を遂げた。
ワイヤーのようなロープアクション。水やらケーキやら吐き出すクリエイトギア。ロボッツ等の協力者の存在。様々な乗り物アイテム。前作から打って変わってアプローチが非常に豊富となり、単調さをまるで感じさせないゲームへと変貌した。これにより退屈だったストーリーモードがとても楽しくなった。
シナリオに関しても前作より遥かに盛り上がるし、妙にセンスがある音楽もポイント高い。ちゃんと吹き替えが付いた点も見逃せない。

そして何といってもこのゲームの一番の特徴であるのが、世界中のプレイヤーによってステージが作られているクリエイトモード。前作も相当な自由度があったが、今作はなんでもあり感が極まっている。
スクロールステージは当然として、格ゲー、レース、ムービー、シューティング、RPGと、一通りのジャンルは作れてしまう、この破天荒っぷり。テトリスやらパターゴルフのようなミニゲームからはたまた昔のゼルダまで作られていてビックリした。
毎日数千単位でステージがアップされ、文字通りこのゲームには無限の可能性が詰まっている。中には作りが粗いステージもあるが、それを「おいおい、ここ雑すぎるだろw」「ここは良く出来てるなー」と楽しむのもまた一興。
何より最高に面白いのが友達や見知らぬ人と一緒に遊ぶマルチプレイ。この無限のステージを他のプレイヤーとワイワイしながら遊ぶのが本当に楽しい。
リビッツの可愛らしい動きに萌え、お互い足を引っ張り合って笑い、時には協力して達成感を得る。そうそう子供の頃はこんなふうに純粋にゲームを楽しんでいたっけ。何年ぶりだろう。こんなに目をキラキラさせながらゲームを遊んだのは。久しぶりに童心に返って心からゲームを楽しむことが出来た気がする。

が、それを全て台無しにしてくれるのがクソの極みとしか言い様がないオンライン周り。
このゲームのマルチプレイは見知らぬ人とやる場合、ロビーと呼ばれる部屋に入って集つまるのではなく、ステージ選択時に自動的にマッチングする形を取っている(マッチングしない設定にもできる)。
個人的にはロビーの方が良かったが、これに関しては納得出来る。誰でも手軽に気兼ねなく知らない人と遊ばせるという意味では、このマッチング形式は理に適っているし、LBPはそういうゲームであるべきだ。
だが、この形式により協力プレイをやろうとマッチングしても、発売直後のためか一人で進めたい人が多いらしくほとんど拒否されてしまい、マルチプレイが全然ままならない。それはまだ良いのだが、拒否されても強制的にステージに入らされるため、いちいちメニューに戻るのがめんどくさい。このマッチング形式を取るなら、受け入れてくれる人が見つかるまで接続先を探してからゲームスタートしてほしい。それ以前に協力を受け入れるかどうかの選択時、○ボタンが拒否で△が許可って明らかにおかしいだろ。大抵の人は癖で○を押しちゃうっつーの。
野良は無理だからフレンドと遊ぼうとすると、今度は途中でフリーズするわ弾かれるわロードは長いわタイムアウトだのでろくに遊ばせてくれない、このサーバーの不安定っぷり。わりと積極的に受け入れてくれる外国の人とやろうとしたら今度はラグラグでゲームにならない。そして仕方なく一人で遊んでいるとすぐに飽きてしまうという悲しい現実に直面する。

もうとにかくオンライン周りが酷すぎる。SCE仕事しろとしか言い様がない。家のネットの状態が悪いだけかとも思ったが、フレンドに聞いても同じ状態だった。
ストーリーも短く、僅か5時間程度で終わる。いくらなんでもクリエイトステージに頼りすぎじゃないか?
ただ、マルチプレイ。これは本当に楽しい。最近惰性でゲームをやっていた俺に、ゲームってこんなに楽しい物なんだと思い出させてくれた。それだけにそれを妨げるオンラインの不安定さが残念で仕方ない。前作もネットワーク面は酷かったけど、まるで改善されてない。
それでも前作より大幅にパワーアップしているのは間違いないので、気になっている人は買い。言い忘れたけどクリエイトモードでステージを作る場合はかなり敷居が高いので、それ目当ての人は注意。俺はチュートリアルの段階で諦めた。