今年最後の更新






年末ということもあり、今から5つの項目に分けたランキングを挙げ、最後に今年一番俺のスピリッツを高揚させた、やた大賞を決めてみることにする。完全に自己満足です。
ヤクルトの項目ではかなりテンションが上がって、とあるチームを馬鹿にしたことを書いてるので先に謝っとく。巨人ファンの皆さん、すいませんでした。大晦日ぐらい許してよね(はぁとまーく 。


・単純に自分が気に入ったゲーム

3位 グランツーリスモ5(SCE ポリフォニー)

実写にしか見えない車のグラフィック、車ごとに違う排気音、道路にくっきり残るタイヤ痕、唐突に振り出す雨、トンネルを抜けた後の明順応。とにかく作り込みが尋常じゃない。
車内視点での運転が臨場感抜群で、走ってるだけで楽しいとはまさにこのこと。
膨大に用意された車の説明文に動画、毎日配信されるカーニュース、そしてバラエティーに富んだレースイベント。車にあまり感心がない俺でも圧倒されるばかりの計り知れない物量。
グランツーリスモ5は底知れないゲームだ。

2位 デッドライジング2(カプコン ブルーキャッスル)
画面を埋め尽くすゾンビの大群。これだけでも充分なインパクトだが、圧巻なのは、主人公のチャックさん。
スポーツカーで、日本刀で、マシンガンを装着した車椅子で、とにかく何でも有りと言わんばかりの勢いでゾンビを皆殺しにするチャックさんのナイスガイな姿が堪らない。
ゲームバランスも良く練られていて、時間制限が良い感じに焦らせてくれたおかげで作業を作業と感じなかった。
コンセプトだけの出オチ作品にならなかったゾンビゲームの傑作。

1位 エンド・オブ・エタニティ(セガ トライエース)
斬新すぎて意味不明だった戦闘システムに、手抜きとも取れるマス上のフィールド、おちゃらけてるのか真面目なのか分からないストーリー。触れるもの全てが目新しく、ゲームにあまり慣れずに手探りで進めていた昔にタイムスリップしたような感覚に陥った。
ゲーム単体で見れば、シナリオは伏線放置の投げっぱなしだし、戦闘も慣れてくると地味で単調だし、マス上のフィールドも物足りない気がするが、貴重な体験をさせてもらったので、この順位。


・単純に自分が感心したゲーム

3位 ゼノブレイド(任天堂 モノリスソフト)
このゲームの最大の特徴である膨大すぎるフィールド。
それも、ただ広いだけでなく起伏に富んでいて、ジャンプしてダイビングもできたりと開放感がハンパじゃない。
あちこちにばらまかれているアイテムが探索心をくすぐり、加えてナビゲートも親切で一直線にクリアーを目指す人にも配慮してる心配り。
さらにこれだけクオリティの高いフィールドが、20以上も用意されてるという狂ってるんじゃないかと言いたくなるほどの物量。平原・雪山・幻想空間・ジャングル・機械都市・城とバリエーションも豊富。
近年、RPGにおいてフィールドが軽視される傾向にあるが、その流れに真っ向からぶつかった意欲作。
フィールドに関しては間違いなく歴代RPGでもトップクラス。それぐらいの作品。

2位 HEAVY RAIN(SCE Quantic Dream)
アドベンチャーというジャンルはいわゆる観るゲームだった。その概念を覆し、とことんインタラクティブ性に拘ったのがこのゲーム。
髭を剃る、顔を洗う、電球を付ける、ペットボトルを振る。こんな所までと驚くような細かい動作をプレイヤーに操作させる。
ただ面倒くさいだけに感じるかも知れないが、この何気ない要素がプレイヤーを画面に没頭させる。
アドベンチャーゲームの究極の形だ。

1位 God of War3(SCE サンタモニカスタジオ)
プレイを始めてから一時間、開いた口が塞がらなかった。ゲームはここまで進化したのかと。
巨大すぎるモンスター。息つく暇がないスペクタクルの連続。超がつくほどの臨場感。今世代トップクラスのグラフィックで迫る、ど迫力の映像。それが何故か全く暗転なしでシームレスに流れるという驚愕の事実。
プレイヤーが目を離せる隙は一瞬たりとも存在しない。QTEを押す指にも自然と力が入る。気付けば主人公のクレイトスと一体化している自分がいた。


・単純に自分が気に入った映画

3位 ニュー シネマ パラダイス
一人の男の半生を描いたヒューマンドラマ。映画自体の作りはオーソドックスだが、時々心にズドンとくるセリフがあったりして印象深かった。
とにかくこの映画には最後でやられた。あの演出、あの音楽、ジャック・ペランのあの演技。至高としか言いようがない。
最高の幕引きだった。

2位 サマーウォーズ
物語の緩急の付け方が素晴らしい。前半は良い意味で肩の力が抜けたが、後半からは目が離せない展開の連続。そして最後にホッと抜ける緊張感。
ぼくらのウォーゲームが大好きな俺としては、その再構築といった感じの作りで嬉しかった。
何度でも繰り返し観たくなる映画。

1位 トイストーリー3
シリーズ通して完成度を全く落とさないばかりか、綺麗にオチまで付けるピクサーの手腕には感心するばかり。
幼いころ何度も観たトイストーリー。その頃は俺も人形のオモチャで良く遊んでたっけ。
アンディ世代の俺としては、アンディの心境とズバリシンクロしてヤバかった。
俺の手元にあの頃のオモチャはもうない。


・単純に自分が感心した映画

3位 エヴァンゲリオン 破
映像が凄くて、音響が凄くて、作画が凄くて、デザインが凄くて、とにかくアニメーション部分のクオリティが凄まじかった。
「どうせオタ向けのアニメでしょ?」と今まで観ることを敬遠してたが、これは映画館で観れなかったことを少し後悔。
続編もあるようなので次は映画館に観に行こう。

2位 第9地区
ヨハネスブルクで難民生活をしているエイリアン。もうこの構図からして面白くて可笑しい。エイリアンの好物がネコの缶詰めて。
人間とエイリアンのユーモアな掛け合いから始まり、それで押していくのかと思ったら人種差別の話題に徐々に移り、物語としての奥も深い。
少し希望を残した幕引きも逸品。

1位 トイストーリー3
はい、またこの映画です。とにかく凄かったんです。
観てない人は今すぐTSUTAYAに直行して借りるべきだと思います。


・ベスト オブ ヤクルト

3位 10月7日 東京ドーム
ヤ 1 0 0 0 0 2 0 0 1 3 7
巨 0 0 0 4 0 0 0 0 0 0 4

僕は、愛するスワローズを執拗に苛める巨人という球団がそれはそれは嫌いで、憎くて仕方がないのです。理由なら数え切れないくらい挙げれるけど、半分逆恨みです。
その巨人との最終戦。巨人が勝てば2位、負ければ3位、加えてCSの東京ドーム開催権がかかった巨人にとっては超重要な一戦。
当然巨人はガチメンバー、しかし順位が決まっていたヤクルトは控え中心のメンバーとやる気なし。
試合は予想通り巨人が9回まで主導権を握り、あと一球まで追い込んだ。その絶体絶命のシチュエーションから畠山が同点打。そしてトドメは川本の3ラン。
今までコケにされておきながら最後の最後で付き落とすヤクルトの役者っぷりに全俺が身震いした。

2位 8月12日 神宮球場
巨 0 0 0 2 0 0 0 1 0 3
ヤ 0 0 2 4 0 0 0 0 ×6
僕は、愛するスワローズを執拗に苛める巨人という球団がそれはそれは嫌いで、憎くて仕方がないのです。
さっきも言った気がするが、大事な事なので二度言いました。
その巨人を3タテに仕留めたのがこの試合。今まで巨人にやられた苦しみがこの3連戦で解き放たれた気がした。
巨人にやられた野球をそのままやり返したのが、この3連戦だった。
何が最高かって、畠山がホームランを打ったあとの「まさか今までカモにしてたヤクルトに…」と思ってるのが思い切り表情に出てた巨人ナインのしかめっ面っぷり。
ざまーみろっての。

1位 7月21日 東京ドーム
ヤ 0 0 2 0 1 1 0 0 0 4
巨 1 0 0 0 0 0 1 1 0 3

もうみんな知っていると思うが、僕は、愛するスワローズを執拗に(ry
ヤクルトが巨人に対する苦手意識を打ち破ったのは間違いなくこの試合だろね。

この試合までヤクルトは巨人に接戦で全く勝てなかった(接戦以外でも勝てなかったけど)。強いチームかどうかの判断材料の一つとしていかに接戦で勝てるかというのがある。
攻め・守り・采配、大まかに分けて野球はこの3つの要素で成り立っている。しかし簡単に言えば大量点を取れば攻めの要素だけで勝てるし、先発が素晴らしい投球をすれば守りの要素だけで勝てる。
しかし接戦だとそうはいかない。この場合は攻め・守り・采配全てを組み合わせたチーム力がものを言う。故に接戦で勝てるチームは強いと言われる。

その接戦でヤクルトは巨人にとにかく勝てなかった。
しかしヤクルトは決して弱いチームではない。08年は借金8の5位とはいえ巨人以外には勝ち越していたし、09年はCSにも出た。なのに何故こうも巨人に勝てないのか。
まぁ相性だからとしか言い様がないが、ヤクルト側に呪縛のようなものがあった気がする。
勝利目前でドームの天井に当たって同点に追い付かれるなんてこともあって、このチームは憑かれてるとしか思えなかった。

その流れを破りつつあったこのカード。迎えた第3戦。
経過としてはヤクルトが先制して、じわじわと巨人が取り返すといういつもの負けパターン。
何度ももう駄目だと思った。直視出来なくて何度も目をつぶった。
リードはしていたがヤクルトは防戦一方。毎回ランナーを出す苦しい状況。耐えて耐えて、耐え続けてようやく掴んだ勝利。
これはただの一勝ではない。接戦での勝利だ。2年間に及ぶ巨人への反骨心が報われた本当に大きな勝利だった。
10年間、ヤクルトを応援してきたけど間違いなくナンバーワンの試合。良い年して泣いちゃったもん。
この試合以後の巨人との対戦成績は8勝4敗1分。その前までは2年間と半年で16勝44敗1分。
まさに分岐点だった。


・ベスト オブ ヤタサン

3位 PlayStation3 60G
今年の夏、逝ってしまった君へ。
3年間楽しませてくれてありがとう。
場違いな気はするが、今までお世話になったのでその感謝を込めて。
本音は3位と言える作品が思い付かなかったからだけど。

2位 トイストーリー3
今年最高のエンターテイメント作品は間違いなくこれ。ピクサー凄い。

1位 7月21日 ヤクルト4ー3巨人
この10年間、俺からスワローズを取ったら何も残らないというくらいスワローズに入れ込んできた。
人生の2割はスワローズに費やしたと言っても過言ではない。
その俺が、10年間応援してきて一番興奮したのがこの試合なのだから1位はこれ以外に考えられない。
今年もありがとう、スワローズ。

では良いお年を。
来年もよろしくお願いします。